変われるってムテキインタビュー vol.2 辻彩奈

変われるってムテキインタビュー vol.2 辻彩奈

「変われるってムテキ」を世界中に。
それが、私たちスピンズのVISIONです。

世の中に服屋さんは星の数ほどあれど
私たちスピンズは「変われるってムテキ」を伝えたい服屋さん。
自らが変わっていくことで、自分の人生をクリエイトし
ワクワクを世界に伝えていく。

このインタビューは、そんな私たちの「変われるってムテキ」物語です。

 

今回のインタビューはSPINNS レディースバイヤーの辻彩奈さんに「変われるってムテキ」のお話をお伺いしました。

自分にしかできないファッションを創り出せる感覚

ー まずSPINNSで働くことになったきっかけからお聞かせください。

辻:私が中学生の頃は自分を表現するのが苦手なタイプでした。でも自分を表現したいというもどかしさも感じていました。そんな中、高校生の時にとある音楽アーティストが好きになってイベントやライブに行くことにめちゃくちゃハマってたんです。ある日、アルバイトしたお金でアーティストのライブに着て行く参戦服を友達と買いに行くことになりました。友達が古着が好きだったのでアメ村に行った時にたまたまSPINNSアメ村店にふらっと立ち寄ったんですけど、私にとってはSPINNSが衝撃的なくらい面白いという感覚を覚えたんです。
新品のお洋服も古着も雑貨もあって、店内の内装もすごくごちゃごちゃしていてスタッフさんもとても奇抜な人達ばかり。でも接客は気さくで優しくてすごく魅力を感じました。スタッフさんは個性を出してるけど自然体の振る舞いにとても惹かれて、それからSPINNSに通うようになりました。

辻:それから古着が好きになって、めっちゃ個性的というか派手なファッションをするようになり、自分にしかできないようなスタイリングを楽しもうと思うようになりました。SPINNSの魅力は一点物の古着と新品を混ぜ込んだ自分にしか出来ないファッションを創り出せるという感覚に惹かれました。新しい自分に出会えそうという感覚です。
そんな風にファッションを楽しむようになると友達も増えました。SNSでも服を投稿すると皆んなから「いいね」をもらえるようになって、自分を出せた気持ちになりました。自分も楽しめて、服が好きな人と近くなれる感覚があったんですね。中学生の頃は友達も少なくて、少人数の友達でいいかとも思っていたのですが、共通の好きなことや趣味を通じて友達が増えることってこんなに楽しいんだなと思いました。

不安より「自分と出会える」ワクワク

ー 内向的だった辻さんが奇抜なSPINNSの店員さんを見て「私もファッションを楽しもう」と転換するには大きなハードルがありそうですが、どうして発信するまでに至ったのでしょう。

辻:店員さんの影響が大きいと思います。「これ似合うと思いますよ」とか「お姉さんこれじゃないかも」とか良いも悪いも自然体で寄り添ってくれる店員さんがいたこと。それと発信することで共感してくれる周りの人たちのおかげだと思います。学校でも「おしゃれだよね」と言ってもらえるようになって、私もファッションできるかもと思えるようになりました。不安とかよりも「自分に出会える」というワクワクに夢中になっていたのであまり不安には感じませんでした。

辻:その頃に絶対SPINNSで働くということを決めました。私のように自分を表現したいけどどうしたらいいかわからない人がいたらお洋服ということを通じて自分を表現できるんだよということを寄り添いながら伝えていきたいと思ってSPINNSに入社したことが私の変われた出来事だと思います。

ー もしSPINNSと出会っていなかったら辻さんは何をしてたでしょう。

辻:都会への憧れはあったので、都会には出てお仕事していたと思います。子供が好きなので保育士さんになりたいと考えていたこともありました。なのでSPINNSとの出会いは私の人生を大きく変えた出来事なんです。

ー SPINNSレディースバイヤーのお仕事での辻さんはどんなことをされているのでしょう。

辻:SPINNSの商品仕入・企画が基本的な仕事ですが、SPINNSのWEBページでスタッフスタートというのがあります。そこで自分達のファッションを公開することでお客さんにスタイルサンプルを届けたり、SPINNS×ReCircleというプロジェクトでは古着をリメイクすることで新品と組み合わせられるリメイク商品の開発をしています。

お仕事を通じて誰かの「これだ」に出会えるきっかけを

ー 辻さんにとっての「ムテキ」とはどんなイメージでしょう。

辻:自分の個性を見つけ出せたら誰に何を言われてもいいじゃないというのが私の「ムテキ」のイメージです。いろんな自分に出会ってみて、そこから自分を探せたら良いという感覚です。「自分の個性を見つける」というのは私だと古着ミックスのスタイリングをした時に自分らしさを感じる「これだ」という感覚です。

辻:ファッションだけではなく生活していると色んなことで悩むこともあります。いろんな人に相談してみて、たくさん考えても最終的には「自分だ」と思います。そういう意味では悩んで相談しているというのは、いろんな自分に出会っているという感覚で、そういう意味では私も今自分を探している最中なんだと思います。

辻:私の場合はファッションと出会えたから今のお仕事と出会って人生がガラッと変わりました。そんな風にお仕事を通じて誰かの「これだ」に出会えるきっかけを起こし続けたいです。そして私が不安を超えて「自分に出会える」ことにワクワクして夢中になれたのは店員さんや友達や色んな人たちのおかげだと思うので、安心して何か一歩踏み出せる。そんな場所を作っていきたいと思っています。

プロフィール
辻 彩奈
SPINNSレディースバイヤー

インタビュアー
大槻彦吾(g5designs & Co.)