地元の若者と「つくる」「繋がる」新しい地⽅創⽣にSPINNSが挑戦 @新潟県三条市

地元の若者と「つくる」「繋がる」新しい地⽅創⽣にSPINNSが挑戦 @新潟県三条市

9⽉21⽇ ~ 9⽉23⽇、新潟県三条市にて「ハラジュク化プロジェクト」が開催され、「SPINNS」としてイベントに参加しました。

 

他にも原宿で⼈気のレインボーフードやタピオカショップが集結し同時出店。

開催した3日間は三条市だけでなく、新潟県内で⼤きな話題を呼び、⼤盛況に幕を閉じました。

 

舞台となったのは新潟県三条市にある⼀ノ⽊⼾商店街。今では20以上ある店舗の4分の1が空き店舗となっています。

 

今回は現在使⽤していない空き店舗を利⽤して、プロジェクトに賛同したショップが出店をすることになりました。

 

運営は出店ショップの社員2名とその他はSNSでの呼びかけで集まった⾼校⽣と⼤学⽣のボランティアスタッフ。イベント開催の約1か⽉前からプロジェクト説明会やテナントの掃除・ショップ作り・店舗スタッフ業務をおこないました。

 

三条市で中⼼となったのは⼀ノ⽊⼾商店街でカフェ「TREE」を運営する中川裕稀さんを中⼼とした20代の若者たちです。

 

若者の地元離れが進む地元の活性化のため、今回のプロジェクトにスタッフ⼀丸となり取り組みました。

イベントには3⽇間で約2400⼈が来場し、普段は静かなシャッター商店街が若者やファミリーで溢れ、プロジェクトは⼤成功に終わりました。

 


 

運営スタッフコメント

SPINNSプレス 宮崎洋輔

 

主催のOne Createさんから今回のプロジェクトのお話をいただいたのは今年の春ごろでした。

僕の役職はブランドのPR(広報)なのですが、これまで広報として5年間、⾃⾝がおこなってきた東京や原宿を中⼼に話題作りをして全国に波及していくことの「違和感」を少し感じていたタイミングだったんです。

ちゃんと若者に届いているのだろうか?地域性にあったことができているのだろうか?という不安がありました。

 

SPINNSでは今後のビジョンとして「ローカル」というキーワードがあり、地元の⽅たちに愛されるショップになるという⽬標を⽴てています。

もともと⾃分は九州の地⽅出⾝で、地元ローカルの良さや繋がり感覚を通しながらカルチャーやファッションを体感してきた世代です。

しかし、SPINNSの客層で多くを占めるSNS世代でトレンドに敏感な10代の⼦たちにとってこのようなローカルブランディングが通⽤するのか?どうやったら愛してもらえるようなPRが本部からアプローチができるのか?少しモヤモヤしている時期だったんです。

 

そんなときに今回の企画をいただき、なにかヒントがあるのではないかと即OKを出し、頭から運営にも携わらせてほしいと逆に依頼をさせていただきました。

 

プロジェクトに対して⽴てていた⽬標としては3つ、

・地元の若者と⼀緒に創る。

・プジェクトが終わった後も活性化に繋がることをする。

・⾚字にならないこと(今後のビジネスに繋がるかどうか)

これらを達成したいと考えていました。

 

結果としては成功に終わったのですが、本当に今回は「⼈」に恵まれたなという感じです。

運営サイドは僕を除いて全員20代半ばのエネルギッシュな若者たちで、地元の年配の⽅や商店街の⽅たちにも応援をされている環境をすでに作ってくれていました。

きっと⻑い時間をかけて地域の⽅とコミュニケーションを取ってきたんだと思います。

出店側としてはとてもにやりやすい環境でした。

 

初⽇のオープン前、テナントに電気が通らず、少量の照明だけでほの暗いまま営業開始になりそうなところ、地元の商店の⽅たちが店の前に集まって僕の話しを聞いてくれて、すぐに照明器具やコンセントを集めてくれたんです。

感動しましたね!

 

あとは18⼈のボランティアスタッフに本当に助けられました。

SNSでの呼びかけで集まった⾼校⽣~⼤学⽣のメンバーなんですが、出店前の掃除から最後の⽚付けまで、⼀⽣懸命⼿伝ってくれていました。

 

始めはボランティアスタッフの⽅には今回のイベントを通して、働くことへの喜びを少しでも教えれたらなんてちょっと上から思っていたのですが、そんな必要がないぐらい楽しそうにきびきびと動いてくれるし、営業中はグループLINEで指⽰が勝⼿に⾶び交い、夜の反省会にはみんな⾃主的に参加してくれるという毎⽇でした。

 

なぜそんなに動いてくれるのか?と質問したところ、「なかなか若い⼦たちが集まるイベントが無い街だから携わらせてもらって嬉しいんです!できることをやりたい!」と⾔ってくれました。本当に素晴らしいスタッフが集まってくれたと思います。

地元と繋がり、若者と⼀緒に創る。という事を僕⾃⾝が体感させられましたね。

なによりイベントに来場された⽅たちの表情を⾒たり、直接会話をさせていただく中で⾃分たちがやっていることが少しでも三条市の若者が地元と繋がる「きっかけづくり」になっていることを実感できたことが良かったです。

 

⽬標にしていた1つ、「終わった後にもつながるプロジェクト」ですが、今回地元代表として運営してくれたカフェ「TREE」とのコラボTシャツをSPINNSでつくらせていただきました。

 

イベント開催中はSPINNSで販売をし、終了後はTREEにて販売をしてもらうことになりました。

またこの商店街に遊びにくるきっかけになればと思っています。

 

今回はSPINNSでお買いものをしていただいたお客さまに後で使えるTREEのクーポンを配布をしたり、Tシャツコラボをトライしましたが、他の商店の⽅とは深く繋がることができず、まだまだやれることはたくさんあったなという反省があります。

 

先述したSPINNSのビジョンの1つである【ローカル】ですが、まずは「地元に愛されるショップ」になるため、既存店のショップスタッフが地域の⽅や若者と繋がっていくことで信⽤信頼を深めていくことにまずは取り組んでいます。

 

今回、学ばせてもらったのはそれとはまた別の軸で、⾃分たちからローカルに⾶び込んで若者や街を元気にすることがSPINNSはできるというローカルビジネスの新しい可能性を実感しました。

僕たちの得意な若い⼦たちを巻き込む⼒、何よりも「⼈との繋がり」を⼤切にする企業理念を活かしていくことが、新しい事業として世の中からも求められていくのではないかと感じています。

今後もこのような取り組みを続けていき、SPINNSにしかできない新しくておもしろい地⽅創⽣ができる企業に成⻑していきたいと思っています。